大好きなもの

高橋真琴の原画展と時代まつり


11月14日から佐倉市立美術館で始まった

『高橋真琴の原画展〜佐倉で描かれた少女たち』に行ってきました。

makoto1


ブロンドの長い巻き毛にきらきらと瞳を輝かせ、

白いレースやリボンの施されたドレスを着て

色とりどりの花が咲き乱れる庭園で

静かに微笑む高橋真琴さんの少女の華麗で繊細なイラストは

いつの時代も女の子の夢と憧れでした。

筆箱に色鉛筆、自由帳や下敷きにハンカチ.......

小学生の頃の私の持ち物のほとんどは

高橋真琴さんのグッズで揃えていました。


私の住んでいる市に隣接している佐倉市在住の作家さんだけに

高橋真琴さんが描いた少女画のポスターは

ことあるごとに街や駅でもよく目にするのですが

どんなに急いでいても真琴さんのポスターを見ると

ついうっとり.......足を止めて見入ってしまいます。


佐倉市上志津のアトリエの庭に設けられた真琴画廊や

東京の展示会にも何度かお邪魔したことがありますが

私にとっては決して手の届かない神様のような存在なのに

気さくにお声をかけてくださって

その優しい気遣いとお人柄が

そのまま作品に表れているように感じました。

macoto2



今回のこの
『高橋真琴の原画展」では

初期の原画から近年の大作まで約300点もの原画を展示し、

真琴さんの60年にわたる真琴ワールドを一堂に紹介した

とても見応えのある展示会です。


macoto10



今回の原画展のポスターになった『水辺のユートピア』。

ポスターでは何度も目にしましたが

やはり原画の色と質感はポスターではなかなか表現できないものです。

水辺の緑の木々と、少女のベルベッドの深いグリーンのお洋服がとても印象的。

ブロンドの流れるような髪に

とっても映えるグリーンです。

このお洋服は数年前に真琴さんの個展で遭遇した女の子が

着ていたお洋服をイメージしたものだとか.....。

豊かな緑の森の水辺に小鳥たちが集まる憩いの場所、

まさに水辺のユートピア....

いつまでも眺めていたい、そんな原画でした。



会場では原画の他、

今まで描かれた少女雑誌やマンガの口絵、

文房具の数々も展示されていたのですが

まるでタイムスリップしたように

真琴グッズに囲まれていた子供時代が蘇ったような

懐かしさでいっぱいになりました。

真琴さんのイラストは、ただ眺めているだけで

とっても幸せになります。


会場の一角には高橋真琴さんのデザイン画を元に

地元千葉県立佐倉東高等学校服飾デザイン科の卒業生が制作された

可愛らしいピンクのドレスが展示されていました。

できるだけ原画のイメージを再現しようと

ドレス生地の質感やレースのデザイン、パフスリーブのボリューム感など

細部にまでこだわった力作に思わず見とれてしまいました。


又、会場内では2011年に行われたライブペインティングのDVDが流されていたので

その様子をじっくり拝見していたら

筆を持ち解説されている真琴さんのまわりを

ずらっと取り囲む来場者の中にお友達のhirokoちゃんを発見!

真琴さんの手元を見つめる彼女のおめめは

イラストの少女のようにキラキラしていました。

ライブペインティングの様子は彼女のブログでもご紹介されています。


『MACOTOPIA~高橋真琴 喜寿記念画集 出版記念展』


会場内は撮影禁止でしたが

こちらのスペースは撮影コーナーになっており

作品『サモワール』の少女と一緒に

白い椅子に座ってお茶会の気分で写真を撮ることができました。

macoto3



ミュージアムショップでは

たくさんの真琴さんの書籍やグッズが販売されていました。

本はたくさん持っているので、

今回はファイルケースと絵葉書を自分用に買ってきました。

macoto4


macoto5

真琴さんのイラストの少女のほとんどが正面を向いているのには

作品を見た人が嬉しい時には

イラストの少女も喜んでいるように、

悲しい時は少女が励ましてくれるように、

イラストの少女と正面から向き合い

共に語り合えるようにという想いからだそうです。


家族には真琴さんの描く絵のバラをイメージとして作られたお菓子を

買ってきました。


macotp6


真琴さんのイラストが描かれたお菓子(4個入り)

バラのフィナンシェ フランポワーズ、ポストカード付き。

バラの形のマドレーヌもパッケージもどちらも

とっても可愛い!!


 
macoto11


実はこのお菓子をお皿に並べて、

紅茶を入れようとお湯をわかしている最中に

バニラ味のだけネコのチャッピーに食べられてしまいびっくり!!

(残りの3つはちゃんと家族用に手をつけないで残してありました。)

チャッピーは育ちがいいので(><)

今までは決してテーブルの上に乗って人様の食べ物を食べたことがなかったので

私も油断しきってました。

チャッピーもこのお菓子の可愛らしさの誘惑に勝てなかったのでしょうか....

我が家は3人家族プラス1匹

そしてお菓子は4つ入り。

家族へのおみやげに....って買ってきたから

チャッピーも家族として食べる権利はあるのでしょうが.....(><)

よりによって私の一番好きなバニラ味を......トホホ 

macoto7


こちらでは原画は販売されていませんでしたが

現代における最新技術を駆使し

原画に限りなく近い複製が作れるジグレーという印刷技術で作られた

ポスターが額に納められて販売されていました。

通常のポスター印刷と比べるとその差は歴然。

真琴さんの原画はなかなか手に入りませんが

これだったら私のお小遣いでも手が届きそうです。

会期は12月23日まで。

それまでにもう一度行ってみようと思います。



『高橋真琴の原画展ー佐倉で描かれた少女たち』

2015年11月14日(土)〜12月23日(水) 10時−18時

佐倉市立美術館(千葉県佐倉市新町210 TEL043-485-7851)



美術館のあとは佐倉の街並を散策。

ちょうどこの日は

佐倉・城下町400年記念のイベント

『第17回 時代まつり』開催の日でした。

この麗しき姫君のポスターも高橋真琴さんが手がけたものです。

macoto9


400年前、領主土井利勝が治めていたこの地に佐倉城が築かれ、

武家屋敷や町家が点在し、

佐倉藩十一万石の城下町として栄えました。

現在でも町のあちこちに当時をしのばせる

古い建物や史跡が残っています。


この時代まつりは江戸時代の風情が残る新町通りを中心に

武士、姫君、町人、商人、町娘などが行き交い

江戸時代の賑やかな町の様子を再現するお祭りで

今年で17回目となります。

11月14日(土)に行われる予定でしたが、雨天順延となり

翌日の15日(日)に行われました。

町のあちこちで江戸時代から続く日本の伝統芸や演武

捕物寸劇、大道芸などが繰り広げられました。

子供に人気の手裏剣道場や忍者変身処、

軽妙な口上の南京玉すだれやガマの油売り、

迫力のある鷹匠ショーなど

まるで江戸時代にワープしたかのようです。



c39ab943-a581-4f9e-866d-347d344714f3wallpaper




37ab6283-71af-4614-acc1-1a164dbfebecwallpaper





e60b5150-3d04-45ad-bb56-38433c8302fcwallpaper




e9d18aa9-2e53-4c45-8c2d-52d9fd65d84cwallpaper


真琴さんの夢のようなロマッチックな世界と

江戸時代の賑やかな町の様子を垣間みることができて

とても楽しい晩秋の一日でした。



Mademoiselle Yako(マドモワゼルやぁこ)さん


最近、私の心をつかんで離さないこのお人形たち


No1. dakoちゃん

7月22日生まれ 蟹座 AB型

物憂げで引っ込み思案だけど世話好き


y33



No2. chakoちゃん

1月25日生まれ 水瓶座 A型
 
我が道を行くナルシスト


y22



No.3  bubuちゃん

7月23日生まれ 獅子座 AB型 

天真爛漫でおおらか

dakoちゃんとは双子だけれど、産まれた時間から

微妙に星座が違う


y11



どれもMademoiselle Yakoさんのお人形です。

美人ではないけれど、愛嬌があってどこか懐かしく

私の好きだった『でぶこちゃん』の面影にちょっぴり似ていて

初めてネットでこのお人形を見た時、あまりの自分好みに卒倒しそうでした。

どうやったら入手できるのかいろいろ調べているうちに

そうだ、お店に直接行ってみよう!と思い立ち

出不精の私にとっては珍しく、お店探検に行ってきました。

場所は東京台東区蔵前。なんと主人の会社が移転する前にあった場所のすぐ近く。

これも何かのご縁かも.........

主人の会社がスカイツリーの近くに移転した2年後に

Mademoiselle Yakoさんのお店が出来たそうですが

主人の会社に行った際、その通りは私も何度か通ったことがありました。

ここなら方向音痴の私でも自信を持って一人で行けるはず。



場所は思っていた通り。

すぐに入ってしまうのは勿体ないので

高鳴る胸を押さえながら

可愛らしいお店の外観を見ながら行ったり来たりして

ワクワクしながら店内に入ってみました。

ステンドグラス風の真っ赤なドアが目を惹きます。

外から見えるディスプレイも

何やら怪し気な雰囲気で手招きしているよう......


y01


店内に入ると、そこは摩訶不思議な空間。

棚や壁や天井に、可愛くて不思議でおかしなものがたくさん陳列されています。

子供の頃にあった駄菓子屋さんに入ったような感覚。

カラフルでポップ!

新しいものと懐かしいものとわけのわからないもの(笑)がい〜っぱい!!

どこに焦点を合わせていいのかわからないほど

私の目は挙動不審(笑)

よそのおうちのおもちゃ箱をぜ〜んぶひっくり返したような

あのワクワクする感覚で胸が高鳴ります。


y07


両手いっぱいに広げて、お客さんを歓迎しているベイビーシスターズたちや


ya04


昔懐かしい、ブリキで出来た蝶々のワッペン。

下の方には頭にゼリーが乗っかったろうそく人形もいます。

ん?、真ん中の棚には人形の腕だけのディスプレイ(?)


y08


昔の子供達のお宝グッズがゾクゾク出て来ます。


y09



こちらのコーナーはなつかしい昭和レトロのお人形たち

一見同じに見えて、実はいろいろ表情があります。


y10
 

こちらのお人形もなぜか懐かしい。

みんな外の景色を楽しんでいるのに一人だけ中を向いている子のストイックさ。

  
y13


 Yakoさんがビンテージのファブリックで作る小物や

Yakoさんセレクトのお仲間達が作る個性的なアクセやオブジェの数々


y12


y14


y20



Yakoさんが作られるYako人形もここで生活しているらしい....


y06



y02



こちらはYakoさんが初めて顔を描いたお人形。

Yakoさんに似ていてとってもチャーミングです。

もう二度とこのようには描けないとおっしゃっていました。


y125



店主のYakoさんはお若いのに

とってもしっかりとした自分の考えを持っていて

おおらかで笑顔の素敵な女性。


こうして、改めて写真を見直すと

あれも買ってくればよかった、これも買ってくればよかったって後悔ばかり......

Mademoiselle Yako またすぐにでも行ってみたいお店でした。


a0137727_19455529






ラデュレのしかけ絵本

2013年に販売された、LADUREE(ラデュレ)の装飾の世界観を紹介する

デコレーションブック『 Decoration & Inspiration  』

 
リボン綴じのハードカバーの本は

マットな質感に金箔で浮き彫りにされたタイトルが際立つ
 『Decoration & Inspiration  』と

ラデュレの世界観を3Dのポップアップで表した仕掛け絵本の

豪華な2冊組になっています。

LAD0



ラデュレのインテリアは

3つのデコラティブの時代を築いた3人の女性が提案する3つの世界観を

表していると言われています。

ポンパドール夫人が築いたスタイルの『18世紀』

19世紀ナポレオン皇妃ユージェニーが愛した『フランス第二帝政装飾』

そして、20世紀の室内装飾家のマドレーヌ・カスタンが築いた『マドレーヌ・カスタン』

表紙にはそれぞれの時代に活躍した3人の女性がコラージュされています。



RAD
 

これらの3つの時代の世界観を取り入れた

豪華な装飾や壁紙、家具、食器類を余すところなく紹介された本は

ただ眺めているだけでもうっとりなのですが

時々紐を解いて眺めているだけでは勿体ないので

ラデュレの夢のような装飾を再現したしかけ絵本を

我が家で一番小さいビスクドールの姫ちゃんのお部屋用にあてがってみました。



RAD00

 

P1040236


姫ちゃんは、ビスクドール教室でお世話になっている富野先生の作品。

身長わずか6.5センチの小さなビスクちゃんです。

去年のレッスンの時に、先生のお宅で見かけて

遊ばせていただいている間に情が移ってしまい

我が家にスカウトしてきました。

裸ん坊でやってきたので

端切れで簡単なお洋服を作ってあげました。

この姫ちゃんが、このしかけ絵本にピッタリのサイズで

嬉しくなっちゃいます。


RAD6




まずは可愛いピンクのファブリックで統一されたお部屋

リボンをあしらったカーテンや花柄のソファーがとってもロマンティック。

窓からは中庭がうかがえます。 
 

rad-p10


ドールハウスにいた赤ちゃんも引っ張り出して

ソファに座らせてみました。

紙製のしかけ絵本ですが、とてもしっかり出来ているので

赤ちゃんを座らせてもびくともしません。

RAD40



こちらの涼し気なブルーのお部屋にはたくさんの絵画と

大きなシャンデリア。

テーブルにはスィーツやウェッジウッドが並べられ

居心地の良い、落ち着いた雰囲気のお部屋です。


rad-p


こちらは
ラデュレらしい淡いピンクと淡いグリーンを基調とした

一番大きな正面の大きなお部屋。

テーブルの上にはマカロンのタワーにチョコレートケーキ。

階段の手すりにはバラのガーランド。

窓からはエッフェル塔が見えます。

ベロアのカーテンや優雅な調度品は

眺めているだけでもため息が出そうです.....


RAD2


rad5


ラデュレの内装デザインからをインスピレーションをもらい

自分のライフスタイルに取り入れるということを提唱した本ですが

ここまで到達させるのは至難の業。

せめてお人形の仮想世界の中だけでも、
ラデュレの世界観を味わってみたいものです。


アンティークのファッション画

私の通っていた高校は、まわりを近代的なビルで囲まれた大都会の真ん中にあって

校門の前は6車線の大きな幹線道路が走り  

朝のラッシュ時にはJRや地下鉄の電車から押し出された

たくさんのサラリーマンの間を縫うようにして通学していました。

全学年の生徒が並びきれないような小さな小さな校庭と

窓を開けたらビルしか見えないような教室で 

3年間とても窮屈な思いをしていました。



唯一の楽しみは、駅の近くにあるビルの一角に

アンティークものの雑貨を扱っているお店があって

毎日そこをのぞいて行くことでした。

暗く照明を落としたショップの中には

見た事もない舶来品の数々。

重厚感漂うライティングデスクの上には

古い表紙の英語の本や、綺麗な装飾の施されたランプ。

18世紀の頃の世界地図やアンティークの時計やレース、

古い楽譜や絵はがきの数々........

そこはまるで古い時代にタイムスリップしたような

不思議な空間でした。



でもいくら素敵なものがあっても

都会の一等地にあるアンティークショップには

高校生のお小遣いで買えるような安いものはほとんどありませんでした。

唯一買えたのは、比較的安いアンティークの絵葉書などの紙物だけでしたが

その中で今でも大切にしているものがあります。

 

1800年代のファッション雑誌

『ル・ジュルナル・デ・ダーム・エ・ドモワゼル(Le Joumal des dames et des demoiselles)からの

リトグラフモード画。 

Ladies JouynalやVogueのようなファッション雑誌の先駆けとして毎月発行されたもので、

当時の女性達はこのようなファッション雑誌を参考に
 
ドレスを注文したり着こなしを研究したりしていたのでしょう。

精巧なタッチと淡い彩色が施され

当時の人々の暮らしぶりを想像しながら

 夢見心地で眺めていました。

現在このリトグラフモード画は1枚1枚バラバラにされて販売されており

世界中に熱心なコレクターさんがいるそうです。

LE1



こちらの絵は1864年の1月のもの。

お部屋で2人の女性が談笑しています。


LE2
 

右の女性の着ている光沢のある深い紫色のタフタのドレスはオーバースカートが付いていて

スカラップに形付けられたスカートの裾には刺繍が施されています。

首元にリボンで結ばれたレースのボネがとっても素敵!

左の女性は房のついた紐飾りの付いたタフタのドレスを着ています。

胸元には同じ紐飾りをあしらい、若い娘さんらしく

ふわっと膨らんだ袖が可愛い〜

黒いドレスに赤いアクセサリーや髪飾りを使うなんて

とってもお洒落です。

隣のお人形を抱く少女も小さいながら立派な貴婦人です。

この頃の少女は3-4歳の頃からすでにコルセットを着用させられていたそうですが

こんな小さな頃から矯正されているからこそ

大きくなってからもこの キュッと絞ったウエストスタイルが維持できるのですね。

この時代のスカートには鯨のひげや針金を輪にして重ねた

クリノリンと呼ばれる骨組みの下着を身につけていて

その土台の上にプリーツを取ったスカートを何枚かつけて

そしてオーバースカートをたくしあげて完成させるという

実に豪華で優雅なドレスが流行しました。

テーブルに飾られた金色の宝石箱やアンティークな椅子の背もたれなど

古き良き時代の生活ぶりを垣間みる事ができます。




こちらの絵は1866年のもの。

LE3

 

左の女性の美しいデコルテにうっとり........

これから舞踏会へでも行くのでしょうか。


LE4


 

3段重ねのタフタのイブニングドレスはとても可愛らしくて優雅です。

一番上の薔薇の飾りのあしらわれているバルーンスカートもとってもロマンチック。

乙女心をくすぐられます。

対する右の女性はきっちりとしたビロードのシンプルなドレスです。

2人の服装の対称がおもしろいです。

後ろ向きですが、小さな女の子のドレスも2段重ねになっていて

幾何学的な模様がアクセントとなっていてます。

縦ロールのポニーテールをなびかせてお部屋を駆けまわっています。

もしかしたら、右の女性は左の女性のおねえさんで、子供を連れて

妹の社交界デビューのアドバイスをしに実家へやって来た.....だなんて

勝手な妄想が膨らみます。

私もこんな時代に生まれたかったなぁ.....



こちらの絵は1870年のもの。

LE5
 

この絵こそが、高校の時に通ったアンティーク屋さんで買った思い出の絵です。

スケッチブックにはさんで、授業中に何度も何度も見たので

少し端が切れてしまいましたが

汚い所を少しカットして装丁してもらいました。


 
LE6

純白のベールに身を包んだ花嫁さん。

細かく描き込まれた手袋や髪飾りなどで

当時の生活ぶりがうかがえます。



1870年代にもなると、

クリノリンをしのばせたふわっとした広がった鳥籠のようなドレススタイルから

腰の後部だけを膨らませて強調している、バッスルと呼ばれるスタイルのドレスが流行しました。

きっとこの花嫁衣裳は当時の最先端のファッションモードだったのでしょうね。

腰にボリュームを持たせ裾へと流れるような曲線美をもたらすスタイルは

ため息がでるくらい女性らしさが表れています。

花嫁の介添えをしている左の女性も同じくバッスルスタイルのドレスを着ています。

顎でリボンを結ぶヘッドドレスも、時代とともに流行が違ってきていますね。

グリーンのプリーツのスカートの上にもうひとつスカートを重ね

さらに黒のレースのチュニックを重ねて、立体感を出しています。

ウエストに巻いたリボンの垂れ下がった端にはスカートの裾と同じ装飾が施されて

統一感があって素敵です。








こちらの本は文化学園創立60周年記念にあたり刊行された

『ファッション・プレート全集』
LE7



17〜18世紀のバロック・ロココ時代から 20世紀のアール・ヌーボ アール・デコの時代まで 

西洋の各時代の当時のファッション紙から抜粋されたファッション画の図鑑で

全部で5巻刊行されました。

LE12
(第1巻バロック/ロココより)


LE11
(第2巻19世紀初期より)


LE10

(第3巻19世紀中期より)
 

LE8

(第4巻19世紀後期より)

LE13
(第5巻20世紀初期より) 

 

この本をペラペラめくりながら、

当時の豪華なドレスと人々の暮らしぶりに思いを馳せながら

秋の夜長を過ごしています。



価値観の違う人にとっては古ぼけてシミのついたイラストでも

私にとっては大事な宝物。 

紙物コレクションは無駄使いかなぁ......とは思いながらも、

時々プチ贅沢気分を味わっています。



アンティークの魅力に気付かせてくれた

駅近くのアンティークショップ。

高校を卒業して以来、駅に降り立ったことはないけれど

今でもあのお店あるのかなぁ........

 

この他のファッション画は

また別の機会にご紹介しますね。
 


ぶらり鎌倉散歩(鶴岡八幡〜長谷観音〜鎌倉大仏)


梅雨明けから数日後、盛夏の鎌倉散歩に出かけました。

お出かけの途中での寄り道は何度かありましたが

鎌倉をメインとした散策は実に数十年ぶり......

その間、いつしか自宅の最寄り駅よりJR直通が走るようになり

2時間弱の移動も乗り換えなしのまま座っていける快適な旅が

出来るようになりました。


まずは駅前の小町通りを通って鶴岡八幡宮へ。


kamakura01


大鳥居をくぐって社務所で御朱印を頂いていると

どこからか聴こえてくるきらびやかな雅楽の音色に

思わず振り返ってみると

巫女さんを先頭に、花嫁、花婿さんとそのご親族ご一行が

列をなして舞殿へと向かわれていらっしゃいました。

kamakura02



本宮への石段の手前に建つ入母屋造りの舞殿は

その昔、舞の名手であった静御前が義経を想い舞ったと言われている

若宮廻廊の跡地に建てられたもので

今日ではいろいろな儀式や行事に使われています。


kamakura03


雅楽の調べが響き渡る中
 
情緒あるれる古都・鎌倉の由緒ある神社を舞台にした

思いがけない結婚式の遭遇に

私まで幸せのお裾分けをいただいたようでした。


八幡宮の入り口近くの源平池には太鼓橋が架けられていて

その昔は朱塗りの板橋だったそうですが

関東大震災で全壊したため

昭和2年に今の石造りの橋に架け替えられました。

昭和時代には自由に通行できていましたが

現在は柵で閉鎖されています。

その昔、私もこの橋を母と渡りました。

collage22



大きな緑の葉っぱのあちこちから顔を出して咲いている

源平池の白やピンクの蓮の花がとても涼し気で

一瞬ですが厳しい暑さも忘れさせるほどです。

kamakura044


その昔、頼朝や北条政子が通ったであろう小径に佇み

800年の長い時の流れに思いを馳せます。
kamakura05





 八幡宮を後にして、次は江ノ島電鉄、通称江ノ電へ。

ある時は民家の庭先すれすれに、またある時は

湘南の海沿いを平均時速22kmののんびりとした速度で走ります。



一口に江ノ電と言っても、いろいろな車両があります。

昔ながらのレトロな20形の車体。

昭和の時代にタイムスリップしたような気になります。
kamakura07




こちらの車両は昭和30年代前半と昭和43年に登場。(300形)

kamakura08




こちらの車両は昭和54年に登場しました。値強い人気を誇っています。(1000形)

enoden11

開通95周年を記念して造られたこのロイヤルブルーの車体(10形)は

オリエンタル急行を彷彿させます。

 kamakura09


江ノ電長谷寺駅を下車して徒歩5分

長谷寺へ到着しました。

kamakura09


奈良時代の736年に開かれた由緒ある古い寺で

境内は山の斜面に広がっていて

観音堂に安置されている長谷観音は高さ9.18mと

木造の仏像としては日本最大級を誇っているそうです。

観音堂の薄暗い奥に安置されている金色に輝く巨大な観音様を見上げると

圧倒されるような迫力と存在感でした。

境内にはいろいろな花木が咲き溢れ

赤とんぼにも出会えました。

kamakura11


kamakura10


経蔵の脇に広がる竹林の奥には急な石段が続きます。

kamakura13

高台に続くその石段を上っていくと

眼下には鎌倉の街並や由比ケ浜、そして相模湾が広がっていました。

kamakura14

境内にはさまざまなお地蔵さんがいて

その愛らしさに思わず笑みがこぼれます。


kamakura16

kamakura15

kamakura17


弁天窟への入り口の赤い鳥居の奥に

暗くひんやりとした洞窟が広がっています。

kamakura18


洞窟内の岩壁には弁財天とその眷属である十六童子が刻まれています。

静寂な洞窟の闇の中で

ろうそくの灯りにほのかに照らし出された弁財天のお姿は

とても神秘的でした。

kamakura19


弘法大師が参籠したと言われている洞窟内の天井は低く

頭上注意の看板を横目に

腰を低くしてかなり慎重に進んで行きましたが

ふと、おそるおそる背筋を伸ばしてみたら

小柄な私の身長では直接天井に届くことはありませんでした。

今まで小柄で損したことはあっても得したことはありません。

窮屈そうに前傾姿勢で進む他の観光客を尻目に

優越感に浸りながら闊歩しました。

kamakura21

洞窟の奥には小さな弁財天が多数置かれていて

1体300円でその弁財天に名前と祈り事を書いて奉納できます。

弁財天と言えば音楽を司る神様とも言われています。

秋のピアノ演奏会の成功の祈願を書いて

洞窟内の壁に納めました。

kamakura20




この弁財窟をお参りした後、不思議な出来事がありました。

家を出る時にハンカチを忘れてしまったために

売店でハンカチを買って汗を拭き拭き、ずっと手にしていろいろ見て回っていたのですが

洞窟を出て手元を見ると、持っていたはずのハンカチが見当たらないのです。

ポケットの中もカバンの中を探してもどこにもなかったので

てっきり洞窟内に落としたと思って探しに行こうと

洞窟に向かって歩き出したら

頭の上にふわっとした感触が.....

なんとハンカチが降ってきたのです。

頭上を見上げてみても、木の枝がある場所ではなく

ただの青空が広がっているばかりで

どうしてハンカチが降ってきたのか未だに謎です。

再度ハンカチを買い直さなくてもいいようにと

弁天さんが気を効かしてくれたのかななどと思っていましたが

2つ目の不思議はその後また起こりました。

江ノ電から降りて由比ケ浜海岸に向かった私は、

持っている筈の手首に吊るしてあったデジカメがないのに

血の気が引きました。

車内で車窓を撮ったりしていたので

電車の中までは確かに持っていました。

降りる時に落としてしまったのか.....

とりあえず駅に戻ろうと、日傘をさそうとした瞬間

傘の骨の先端に紐がひっかかった状態のデジカメを発見。

こんな場所にデジカメの紐が引っかかること自体難しいことで

デジカメを引っ掛けたまま傘を持ち歩いていることに

気がつかなかったのも不思議です。

さきほどのハンカチの件といい、今度のデジカメの件といい

不思議なことが立て続けに2度起こった翌日

地元の夏祭りで引いたくじ引きでなんとお米が当たりました。

今までそういう当選ものには、とんとご縁の無かったのに....

後日、この弁天窟は

長谷寺のパワースポットだということを知りました。

パワースポットでご利益を授かったのかも......



長谷寺からさらに北へ4分ほど歩くと

鎌倉のシンボルとも言われる鎌倉大仏を本尊とする

高徳院があります。

高さ13.35m(台座含む)、重さは121tもあります。

建物の中に安置されている仏像と違い

自然の中で悠々と鎮座する姿はどことなく庶民的で

親しみやすさを持っています。

よく見ると大仏様の頬に金色の塗料がついています。

かつて鎌倉大仏は金色に塗られていたとのことです。

胎内拝観をしてみたかったのですが

中から汗だくになって出て来た観光客を見て中に入るのを断念。

中は狭くてサウナ状態だったそうです。


kamakura22


kamakura25



右下の写真は大仏様をまねっこしている子供時代のrikarinnです。

大仏様は今も昔も変わってませんね。

collage33
昔の写真と見比べながら

ちょっとノスタルジーに浸ってみました。



さて、鎌倉と言えば○○○○○

そのお話はのちほど........

collage1




*Profile*
記事検索
月別アーカイブ
最新コメント
Twitter プロフィール
私の好きなこと、やりたかったことを私の代わりにお人形にやってもらってます。
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ