昨年の夏頃から、リカちゃんを連れてのドライブに凝っている私。

今年始めてのドライブは、

千葉県君津市にある清水渓流公園にある濃溝の滝です。

洞窟の中に差し込む太陽の光が

岩肌と川面を鏡のように幻想的に照らし出し

まるで絵画のようだとネットやテレビなどで紹介されるや否や

人気スポットとしてたくさんの観光客が訪れるようになりました。


千葉県民としては是非一度は訪れてみたいと常々思っていましたが

夏場はきっと混雑するだろうと思い 

あえてこの寒い時期を選ぶことにしました。
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30台ほどしか停められない駐車場を抜けて

木々で囲まれた遊歩道を進みます。

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『駐車場から徒歩451歩なんですって

よし、行ってみよう!』





遊歩道のなだらかな斜面を5〜6分ほど進むと

どこからか水のせせらぎの音が聞こえてきます。

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遊歩道の下の方に小さな滝が見えました。

朝のピンと張りつめた空気が心地良いです。

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流れる川の水はとっても冷たそう!

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こちらは『真愛の滝』

川の窪地がハート型になっていて

そこに滝からの水が流れて行きます。

名前も形状もとってもロマンチック

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川のせせらぎを聞きながらどんどん先に進んでいきます。

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『ネットで見たあの素敵なスポットはどこ?』




どんどん落ち葉を踏みしめて歩いて行くと

『幸運の鐘』と呼ばれるスポットに到着。

この鐘は、平成23年に市内在住の秋元秀雄ご夫婦によって寄贈された吊り鐘で

君津市長によって『幸運の鐘』と名付けられ建立されました。


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私も幸運にあやかりたいと願いつつ、鐘を鳴らしました。

この吊り鐘の下を臨むと、待ちに待った亀岩の洞窟が現れます。

この洞窟は今から350年ほど前の江戸時代に地元住民が

曲がりくねった川をトンネルで結び、川回しの田んぼを作るために

人工的に掘られたもので、川上と川下の高低差が滝となり、

いつからか削り撮られた岩肌に亀に似た岩が現れたことから

亀岩の洞窟と呼ばれています。

この場所こそが『濃溝の滝』として話題となっているスポットです。


※実際、この話題になっている場所は『濃溝の滝』ではなく『亀岩の洞窟』です。

『濃溝の滝』はこの洞窟の近くにある別の滝の名前ですが

今ではこれら全体が『濃溝の滝』として呼ばれるようになりました。


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『わぁ〜あれが濃溝の滝ね!』


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はやる気持ちを押さえながら、幸運の鐘から続く階段を下って行くと、

そこには太陽の日差しが差し込み、

絵画のように美しい光景が広かっていました。

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『洞窟はこの右側にあるのよ』



水面からのぞいている岩の上を滑らないように

足下に力を入れて渡って行き

洞窟の正面へと回ります。

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『早く、早く、こっち、こっち!』




朝日が差し込む洞窟は紫がかっていて

まるで時が止まったかのように静寂でした。

太陽の高さによって差し込む光の角度も刻々と変っていき

様々な表情を見せてくれます。


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真冬の澄んだ空気とマイナスイオンの心地良さに思わず深呼吸。

10分おきにツアーの団体客が観光バスでやってきますが 

ほとんどの人はあまりの寒さに川の中に入ることなく

階段の上から写真を撮り、足早に立ち去って行く中、

私達は浅い川の中に入り、しばしこの美しさに酔いしれていました。

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真冬の冷たい川の水と、吹きっさらしの風にさらされること30分。

次第にかじかんでいく手の指ではカメラのピント調節も

上手くできなくなるほどになりました。

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『今度はもうちょっと暖かくなったら来よっと!』

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濃溝の滝を後にし、
帰り道は房総半島の海岸沿いを南西走りました。

車窓から見える冬の海。

空のブルーと海のブルーが

日の光を浴びてキラキラしていてとっても綺麗!

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あまりにも綺麗だったので

車を停めて冬の海の砂浜へ。

誰もいない海をひとりじめ.......

なんて贅沢なひとときなんでしょう。

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『波とかけっこ 気持ちいい〜〜』
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日が傾き始めたので、後ろ髪を引かれつつ帰路に就きました。


『またいつか来てみたいなぁ.....』

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今回のお供は ITS'DEMOリカちゃんでした。