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朝の連続テレビ小説マッサンがついに最終回を迎えました。

初回冒頭でのエリーの遺影のシーンが物語っているように

ただただ涙、涙の最終回でした。

でもその涙は悲しさだけではなく

なぜか心が温まるような心地よい涙でした。

前回と同様に、今回はマッサンの後半を中心に

心に残ったシーンをお人形で再現しながら 

エリーとマッサンの軌跡をたどっていきたいと思います。


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ウィスキー造りの本拠地を

本場スコットランドの気候や風景に良く似た北海道の余市に決め

暮らし慣れた大阪の地から旅立っていったマッサンとエリー。

夢と希望に膨らませて、最初に訪ねて行ったのは

以前マッサンがお世話になった熊虎さんの家。

しかしそこにはニシン漁で景気の良かった頃とはうってかわって

凶漁の影響で多額の借金を抱え、荒んでしまった熊虎さんの姿がありました。

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夜な夜な酒に酔いつぶれる熊虎さん。

そんなお父さんを、娘のハナさんがそっと毛布をかけてあげています。

男でひとつで育てて来たハナさんに

今や頼りっぱなしの熊虎さんです。


『おとうちゃん、風邪ひくべ......」


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英一郎の突然の訃報に急いで大阪へ行くマッサンとエリー。

英一郎がマッサンが作った理想のウィスキーを飲める日を

楽しみにしていたと聞かされたマッサンは

英一郎の想いを胸に

ようやく本格的にウィスキーづくりをする決心をします。

そして余市工場に念願のポットスティルが設置されました。


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本場スコットランドにも負けない日本のウィスキー
を必ず作ってみせると

心に誓うマッサンでありました。


余談ですが.....実はこの場面でどうしてもポットスティルを使いたくて

ネットで探してみたのですが、

昔、ミニチュアのポットスティルというものが販売されていたらしく

オークションで見つかったので購入しようとサイズを計ったら

小さすぎてお人形とのサイズに釣り合いませんでした。

いっそのこと、画像加工ソフトで拡大してから

合成写真をしようかとも迷いましたが

どこからかマッサンの

『わしゃ、本物を目指したんじゃ』という声が聞こえ

何か代用できるものはないかとあちこち探し歩いた結果

ホームセンターで大きい広口ロート(漏斗)なるものを見つけ

ゴールドのスプレーを吹いて作りました。

なんとなく
ポットスティルに見えたらいいな.......



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一番弟子として可愛がっていた一馬に、昭和18年ついに召集令状が届きます。

出征の前日、 一馬を励ますために壮行会が開かれ

集まった人々は蛍の光を歌います。

この蛍の光は日本ではお別れの歌として歌われますが

スコットランドではオールドラングサイン(Auld Lang Syne)といって

古い友人と再会し、昔の思い出を話しながら酒を飲みかわすという歌です。

一馬との別れを永遠の別れとさせたくない一同は

憲兵に聞かれない様に扉を閉めて、蛍の光のメロディーにあわせて

蛍の光ではなく英語の歌詞のオールドラングサインを歌うのでした。

熊虎さんが英語で歌い出したシーン、

今思い出しても涙が出て来ます。

蛍の光がこんなに悲しい響きに聞こえたのは生まれて初めてです。



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このシーンで一番苦労したことは、お人形を自立させることでした。

一人、二人ならどうにか自立できますが

大勢だとちょっとしたはずみでドミノ倒しになってしまって

すごくイライラ........
実はこの写真には写っていない人も後ろに大勢いるんです....(><)

主役の熊虎さん、紋付袴姿で用意したものの

足癖が悪くて自立してくれなかったのでやむなく不参加です(><)




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戦争が終わって、マッサンに科せられたのはマッサンの理想とするウィスキーではなく

誰もが気軽に飲める安価の三級のウィスキー。

しかし三級のウィスキーとはたった5%未満の原酒に香料や調味料を混ぜて

ウィスキーに似せてつくったまがいもの。

今までマッサンが馬鹿にしていたウィスキーでした。


しかし、抑留されていたシベリアで地獄の日々を過ごした甥っ子の悟から

『ウィスキーに本物も偽物もない。

品質のこだわりよりも、庶民の喜びの方が大切だ....』と諭され

香料も調味料も排除した三級ウィスキーを作ることを決心したマッサン。

ここでもマッサンのこだわりが始まります。

原酒を薄めても納得のいくスモーキーフレーバーの味わいが出る

キーモルトなる原酒を探して

来る日も来る日も原酒の樽を開きます。


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ティスティングする格好がセクシーだと巷で噂の玉山鉄二さん扮するマッサン。

少しでもセクシーに見えるように、いろいろな角度から

ちょっとずつ変えて何枚も写真を撮りました。

目を開けて匂いを嗅いでみたりグラスを傾けたり......

その結果、この角度や仕草が一番セクシーに見えました。



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ついに、その原酒に巡り会う時が来ました。

二十倍に薄めてもスモーキーフレーバーの味わいが生かせるほどの荒削りな原酒の樽。

その樽を見て、俊兄とマッサンは言葉を失います。

なぜならばその樽は、

戦死した一馬が仕込んで作った樽だったのです。

一馬は亡くなってしまいましたが、

一馬の想いはこうしてマッサンに届けられたのです。


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シベリアから帰還した甥っ子の岡崎悟を養子にし、

マッサンのウィスキー造りもどうにか軌道に乗り始めた頃

今までマッサンの片腕となり支えてくれた俊兄が

マッサンの実家である

広島の亀山酒造の杜氏を継ぐために広島へ旅立って行きました。


憎まれ口をたたきながらマッサンとの別れを惜しみつつ

後は任せたぞと悟にドウカウィスキーの法被を託す俊兄なのでした。

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あれ?右の子、一馬ではないの?ってそういうこと突っ込まないでくださいね。

男の子が足りなかったのでうちではダブルキャストです。

ほら、英一郎って亡くなっているのに

北海道のシーンでエキストラで出ていましたよね。

あれと同じ......です。(* ̄∇ ̄*)エヘヘ


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マッサンが完成させた三級ウィスキー『余市の唄』が大ヒットし

ようやくウィスキー経営も安定してきました。

二人の孫にも恵まれ、穏やかな日々を送る中

エリーの人生の冒険旅行が終りに近づいてきていました。

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床に伏せるエリーの手を握ったマッサン。

『エリー、この手離すなよ.....』


 この言葉はスコットランドから日本へ渡った時に

転んだエリーに差し伸べたマッサンが言った言葉です。

マッサンの脳裏にエリーとのいろいろな思い出が走馬灯のように

蘇ってきました。

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あの時と同じように『....はい....』そう微笑むと

エリーはマッサンに見送られ静かに息を引き取りました。


『わたしをおよめさんにしてくれてありがとう.......』

天国へ旅立っていったエリーがマッサンに書き残した最後のラブレターの言葉です。


私がもし主人よりも先に逝くような事があったら

こんな風に言えたらいいな.......


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エリーの墓前にエリーの名前をつけたウィスキーを供えるマッサン。

そこには2人の出会いのきっかけとなった

思い出の指ぬきのネックレスと

6ペンス銀貨が飾られてありました。


エリーの思い出に浸っているマッサンの耳に聞こえた

『マッサン!』と呼ぶエリーの声。

思わず振り向いたマッサンの満面の笑顔でドラマは終りました..........。


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あの時マッサンが見た先には

一体何が見えたのでしょうか.......

私ももう一度、エリーの笑顔が見たかったです。


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自分の夢を追い求めるあまり、

つい周囲が見えなくなってしまうマッサンを信じ

どんな時でも支え続け

夫婦二人三脚で歩んできたエリーの冒険旅行。

ウェディングドレスを着ることはなかったけれど

エリーの人生は素晴らしいものだったに違いありません。

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人生は冒険旅行......

失敗してもいい、、間違ったらやり直せばいい

私の人生は私のものだから....


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マッサン、エリー、素敵なアドベンチャーありがとう。

二人とも大好きです。



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